久しぶりにトレーニングをして、その日は平気だったのに、翌朝は階段を下りるのがひと苦労。この痛みは始めたばかりのころによくあることで、けがをしたという意味ではありません。
この痛みの正体
遅発性筋肉痛と呼ばれるものです。運動の数時間後に始まり、24〜72時間でピークを迎え、たいてい1週間以内に消えます。Cheungらのレビューによると、慣れない動きや、ゆっくりしゃがむ・階段を下りるといったブレーキをかける動きのあとに強く出やすいとされています。
痛みは成果のものさしではない
筋肉痛があるからといって、いいトレーニングだったわけではありません。同じ運動をくり返すと体が慣れて、同じメニューでも痛みはずっと小さくなります。それはトレーニングが軽すぎるのではなく、進歩のしるしです。
注意が必要なサイン
運動中の鋭い痛み、強い腫れ、1週間たっても悪化する痛み、とても濃い色の尿があるときは医療機関に相談してください。遅発性筋肉痛は筋肉全体に広がる痛みで、体を動かすと和らぎます。
最初の数日を乗り切るコツ
- 軽めに始めて、 時間と負荷を少しずつ増やす。
- 動き続ける: じっとしているより、軽い散歩のほうが楽になることが多い。
- 別の部位を鍛える: 痛む部位が回復するあいだに。
- よく眠る: 回復は休んでいるあいだに進むから。
Boraでは運動の目標は、あなたが答えた「使える時間」から始まり、1週間に5分ずつ増えます。少しずつ増やすことで、最初の数日の筋肉痛がやわらぎます。
参考文献
- Cheung K, Hume P, Maxwell L. Delayed onset muscle soreness: treatment strategies and performance factors. Sports Medicine. 2003;33(2):145-164.
この記事は情報提供を目的としており、医師や栄養士の助言に代わるものではありません。